【神話】日本の神話 (古事記の覚え方)


海外の人は、自分の国の歴史を、眼を輝かせて話します。しかし、「日本神話」をまともに勉強させてもらえなかった「団塊」以降の世代は、その是非は別として、日本人でありながら、自国の遠い祖先の話をよくは知りません。たとえ断片的に知っていても、結局のところ日本神話の全体像をよく知らないンですね。これは悲しいことです。

そもそも、古事記、日本書記を含む日本史については、丸暗記が不得手であるが故に、あまり興味を持っていませんでした。それでも「イナバの白ウサギ」や「ヤマトタケルのオロチ退治」、「アマテラスの天の岩戸」の話はよく聞いたものです。

松岡正剛は、その著書(神仏たちの秘密ー日本の面影の源流を解く(春秋社)2009)の中で、「日本神話」について語りますが、その際に「日本神話構造図」という図がでてきます。じっくり見るのですが、残念ながら勉強不足のため、この図を見てもよくわかりません。日本の文化を見直す、という意味では、「日本神話」は、押さえておきたい知識です。そこで、「日本神話の一覧絵図」つくりに挑戦してみました。


本屋で、一番簡単そうな本を購入し、読み始めました。とてもわかりやすいのですが、最初からつまづきました。登場する神様の名前が覚えられないのです。発音記号たるカタカナには何の意味もないことから、ひと文字づつ覚えねばなりません。

 

舌をかみそうな神様の名前が多くあります。そこで、歴史の先生に怒られるのを覚悟の上、名前の呼び方や、その他の表現について、少し工夫してみました。

   ①神様の呼び名をカタカナ表記から、特徴ある漢字を含めた表記とする
   ②毘古は彦、比売/毘売は姫に統一
   ③活動場所を変える神様は、本籍(白ヌキ)と住所(色表示)に分類

呼び名を変えると、例えば「イザナギ」「イザナミ」は、「イザナ岐」「イザナ美」となるので、字のイメージだけで、男女の判別ができそうですし、「オオクニヌシノミコト」は「オオ国主」なので、いかにも国を作りそうな神様に思えます。

「アマノテジカラオ」の発音だけでは、何を行ったか神様なのかがわかりません。この神様は、「スサノウ」の高天原での傍若無人ぶりに悲しんだ、「天照ラス大御神」が天の岩戸に隠れてしまった話に登場します。この時、「思イカネ」が策を練り、「天ノウズメ」が破廉恥な踊りを披露、ふっと出てきたところに、この「天ノ手力男」が引っ張りだす、というお話。漢字で見ると、いかにも力が強そうな神様に思えますネ。これらのグループをここでは、わかりやすく「アマテラス救出隊」としました。

「コノ花サクヤ姫」は、「ニニギ尊」の妻となりますが、高千穂にはとどまらず、奈良/平安時代にたびたび噴火する富士山を鎮めるため、「富士山の祖神」になりました。この際、本籍を「高千穂」とし白ヌキ、住所を「浅間神社」として色付き、と表示することにより、多少の時間のずれが、みてとれるのではないかと思います。

それにしても「日本神話」は複雑。「日本書記」「古事記」にかかわらずいろいろな古文書の研究者が数多くいることから、それぞれの先生方の主張は異なるようです。しかしながら、どうすれば、概念だけでもつかむことができるのか。それは、詳細に関し、多少の間違いはあっても、その関係性さえ押さえておけば、全体イメージをとらえることができるのではないかと思った次第です。

物語をイメージでとらえることにより、より深く覚えることができます。見た目は、非常に複雑なようにみえますが、この日本神話の場合、「ジ」(ジャパンのジ)のメタファが有効のようです。

 

「ジ」の最初のチョンチョンの2点は、「常世の国」と「高天原」という神の国。「出雲の国」が平定されると、「大和の国」を司る神の祖先が、「高天原」より「三種の神器」を携え、九州の高千穂に降臨し、その後、東方の「大和の国」に向かっていきます。この様が、「ジ」の中の「ノ」に当たるところ。この「高千穂降臨団」の中には、先の「アマテラス救出隊」を含め、平安時代に活躍した方々の祖先が多く登場しています。

 

さらに、母「イザナ美」が訪れた「黄泉の国」に暴れん坊「スサノウ」は行くことを望みましたが、かなわず「根の堅洲国」に腰を落ち着けます。このふたつの国が「ジ」の最後のテンテンにあたるところ。これらの国は、出雲の国ではないか、という説もあることから、二つの国の下に「出雲の国」を配置します。こうすると、全体的には「ジ」の文字に置き換えられる、というわけですね。

 

現在、女優の浅野温子さんが、全国各地の神社にて「語り舞台:日本神話への誘い」と題した公演を行っています。日本神話をまとめていると、幾度となく、おどろおどろした語り口が頭の中に聞こえてきました。女優として完成度の高い浅野温子が演じる日本神話。観客の感動の様が思い浮かびます。いつしか、わたしもその感動を味わいたいと思います。

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※本稿は、本著書を推薦しつつ、情報を抜粋して記載しておりますが、勉強不足からくる稚拙さ、誤りもあるかと思います。その際には修正させていただきます。また著作権上の問題で取り下げる必要があれば、 関係者の方には恐れいりますが、お知らせください。
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